谷
やっとこさマラケシュの喧噪を抜けて、着いたのはトドラ渓谷。
オリーブの木だったり
このトドラ渓谷は、ロッククライミングの有名なスポットで、世界のクライマーが集まっています。
30mの高さ。
ガイドさんが下でしっかりロープを引っ張ってくれていますが、怖いらしいです。
トドラ渓谷では、モロッコ在住8年の日本人ノリコさんが経営する有名なゲストハウスがあり、そこにお世話になりました。
ノリコさんが渓谷の村に散歩に連れて行ってくれたり、美味しいご飯を作ってくださいました。
中でも、夕食で出た鰯のフライがおいしかった!!
簡単だから日本でも作れます。にんにくのみじん切りとパクチーのみじん切りを混ぜ、それを開いた鰯のお腹にたーっぷり入れて、小麦粉をつけて両面こんがり焼く。
朝は、タジン鍋で作るオムレツ。
トマトの角切りと赤パプリカをタジン鍋に入れると数分でとろとろのトマトソースになります。そこにクミンを混ぜ、溶き卵を入れるて蓋をすると、ふわっとベルベルオムレツの出来上がり。
Q,タジン鍋は何故おいしいのか
A,【タジン鍋の蓋は大きく重いため、中の蒸気や熱が外へ逃げずに鍋の中を巡ります。圧力鍋のような状態です。圧力鍋と同じようにタジン鍋の中の圧力が高まるため、食材の中まで素早く熱が通り、その圧力によって程よくかき混ぜられます。タジン鍋の一番の特徴は尖った蓋です。食材の旨味を含んだ蒸気が蓋の尖った部分で冷やされて鍋の中に戻ってきます。旨味を逃しません。蒸気が逃げないのでほとんど水を加えることなく、食材から出る水分だけで料理できます。水分が循環しているので焦げる心配が少なく、油を引いて料理する必要がありません。】
とのこと。イイネ!
ノリコさんの宿は、静かで居間も落ち着くし、窓からの渓谷の眺めも気持ち良い。日本の小説もたくさんおいてあり、ずっと前読みたいと思って読まずにいた「博士の愛した数式」と「食堂かたつむり」を一気に読みました。
日本人宿では、荷物が盗まれる心配をしなくていいし、言語を気にせず旅人とたくさんの情報を共有できる。何かと先々心配性な我々は幾度となく他の旅人に勇気づけられてきました。
ここでも、2年間世界一周してきて、あと残り1週間で日本に晴れて帰国するという先輩旅人がいて、これから向かう南米の情報をたくさん教えてもらえました。
もう一人、写真家志望の25歳の女の子も泊まっていて、偶然にも同じ一眼レフを使っていたので色々と教えてもらえました。
マラケシュを早く出て、ここでゆっくりしていれば良かったなぁと思わずにはいられない2日間でした。
初めて食べたザクロ。
ルビー色、甘酸っぱくて、粒粒がしっかり主張していておいしいんだね、君。
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