ラクダ

トドラ渓谷から、一晩かけて着いたのはメルズーガ、砂漠の町。

ロッコの一番のお目当て。

友人の愛ちゃん&たくみ夫婦からモロッコラクダの砂漠ツアーがすごく良かったと聞いていたので期待は高まります。

いざ出発!

朝11時、宿の前までラクダが迎えに来てくれました。

乗ると結構な高さがあります。

穏やかな表情。

背中のこぶに乗ってラクダを想う。

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長いまつ毛。後頭部の毛はごわごわしている。

ゆっくりゆっくり、まるで背中に乗っている私たちを気遣うように歩いてくれます。時々、喉をごろごろごろと鳴らし、鼻息を荒くします。また少し経つと、ぽとぽと丸いころころな糞を落としていきます。

砂漠だ。
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冬なので暑すぎず、温かい。

学生の時読んで感銘を受けた本『アルケミスト』の少年サンチャゴになった気分―

アンダルシアの平原から砂漠を越えピラミッドを目指す旅―

揺られて2時間後、今夜の宿泊場所のキャンプに到着しました。

砂の山に囲まれたキャンプです。

ラクダの鞍も外してあげると、砂漠にわずかに生息している草をもしゃもしゃ食べ始めました。
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真夏は砂が熱されて裸足で歩くことはできませんが、今は大丈夫。
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ちょっとひんやりしているくらいで気持ち良いです。
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着ているのは、宿で借りたこの地方のベルベル人の民族衣装です。
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風が吹くと、地表すれすれのところを砂が走ります。さらさら。
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砂の作る山や影や連なりが本当に美しい。
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女性の身体のようなライン、妖艶でさえある。

そして夜

日が落ちて気温も氷点下に近くなると。

現われるは満点の星々。
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見上げなくても、黒い砂漠の山際まで360度すべて星。
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比べるのは良くないのだけど、最近見たフィンランドのより、マコトが一番だと思っていた富士山頂からの星空より、すごい。

流れ星も何度も横切る。
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天の川。
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寝るのがもったいないと思った。
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この星空を見ながら毛布にくるまって外で眠りたいと思った。



翌朝、日の出を見て、
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またラクダに乗り、宿に戻ります。
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途中、他のツアーとも合流しました。

「キャラバン隊ができたね!」とガイドさん。
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風が吹き、砂が走る。
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今日からまた旅を続けよう
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