マジーのバーガー

イランの印象。

モスクも遺跡もすごい。
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イスラム教も興味深い。
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でも何より、人が素晴らしい。

広場を散歩していると、ピクニック中の一家に手招きされ、「座れ、座れ」とマットに座らされ、ケバブやパンなんかをくれます。

子供がわーっと話しかけてきて、物乞いではなく、逆に桃をくれたりする。

中学生くらいの女の子が英語で話しかけてきて、3分後には、「私達〇〇という街に住んでいるから、ぜひ来て。案内するから!」と言ってくれたり。

バスに乗り間違えて狼狽えていると、ジェントルマンの青年が一緒に降りて正しいバス乗り場まで案内してくれたり、バスの運転手さんも「お代はいいよ」って。

地図を広げていると「どこ行きたいんだ?」と誰かが助けてくれます。

だいたい最初は「チンか?」と尋ねられます。

チン→Chine→Chinese、つまり中国人ですか?と。(中国はイランに経済援助をしていて、物流も人流も活発らしい。)

「ジャポンだよ」と答えると、「Welcome to Iran!」と笑顔で言ってくれます。Welcome!ようこそ!うれしいね。
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(セパハンというサッカーチームの熱狂的ファンのおじさん。浦和レッズのことをよく知っていた。)

宿の近くのサンドイッチ屋さんのマジーさん。(ピースのおじさん)
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日本語を流ちょうに話されます。イランイラク戦争の時に、国内は仕事がなくて、日本に来て、千葉県のホテルで八年間、電気工事のアルバイトをしていたそうです。

イランでは全くお酒を飲みませんが、日本にいた時は、バイト上がりにホテルで生ビールが飲み放題だったから最高だったと言ってました^^。ディズニーランドも面白かったって。「でも日本は家賃も光熱費も食費も全部高いから大変でした」と言ってました。私もそう思います。

最近まで近くで電気工事の仕事をしていたけど、不景気で仕事がなくて、ハンバーガー屋さんを始めたらしいです。

ハンバーガーもおいしかったけど、この、オリヴィエと呼ばれるポテトサラダにピクルスがいっぱい入ったやつがおいしかった!
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ジーさんは、「偽物がたくさん出回っているから」と絨毯屋さんに一緒について来てくれたり、何かあったら連絡くださいと言って気にかけてくれたり、本当に親切にしてくれました。

「子どもは良いよー。最初はちょっとめんどくさい時もあるけどね、楽しいよー早く作れー」と言ってくれました。
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ジーさんと店を手伝う息子さん

イラン=テロ、核兵器、対アメリカ!というイメージを持ってびくびくしながら入国しましたが、いい意味で裏切られたぜ。

おすすめです。

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