チベットの「ト」

6月23日

風の谷、グゲ王国の遺跡がカルスト台地に現れた。

遠目から見たら、台地に同化しちいさく見えたが、
近づいて、中に入ると、インディージョンズとかハムナプトラの映画の世界に来たみたい。

簡単に崩れそうな土。

いままさに修復途中で、ほとんど手つかずのまま、のこっている。

世界遺産でもないから、人もまばら

順路が決められていたり、入っちゃいけないところがあるわけでもなく、行きたいところへ、足元を見ながら、捕まるところを探しながら、進んでいく。

行き止まりだったり

突然目の前に、雄大な景色が現れたり

そのままだから、冒険しているようで、

危険だから、エキサイティングで。

青い空と、白い台地、緑の谷。

もしこれが、他の多くの世界遺産がそうであるように、きれいに舗装された順路しか周れず、手すりがつけられていたり、足場ができていたり、触れちゃいけないところや、写真を撮ったらいけないところばかりだったら、感じることは違ったかもしれない。

千年前、多くの人がどんな想いで石を運び、築き、暮らしていたのかを想像するとぞくぞくします。

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