チベットの「ベ」

6月19日
移動日。シガツェ→エベレストベースキャンプ(通称:EBC)

朝一、シガツェを出たすぐ後の公安チェックポイントでまたもやストップ。1時間半待機。。もう時間の無駄だ、中国公安!外国人も中国人も、チベット自治区内を、誰がいつどんな目的で来ていて、どこへ移動しているのかを全部チェックしているみたいだが、全く無意味で、だんだんイライラしてくる。

結局通過を許可される。

数時間走った後、突然ガイドが眼前を指さして「You See!That's Ebelest」遠くにそびえる世界最高点の山。Wow!!!見えたチョモランマ!

同じツアーのヤタベさんは、ブレークダンサー29歳。元SEでまこっちゃんの同業。歓喜のメイク!!

その後の道はすごかった。道なき道。rough road!

途中パンクもしたけど、さすが世界のTOYOTA

ランクルは傾いたり跳ねたりしながら無事目的地まで連れてってくれました。

が!!ベースキャンプへ入る為のチェックポイントで、またもやストップ!しかも今回は、かなり厳しく、ガイドから「もしかしてEBCに入れないかもしれない。申し込んだ成都の旅行会社に電話しといてくれ。これが通ったとしても、今後もまたストップの可能性もあるし、一番困難なのが、1週間後のネパールへの国境でのチェックポイントだ。パーミットを代理取得したラサの代理店の責任だが、こんな間違いは僕も経験したことがないから、今後も不安だ」と言われ、一同茫然。しかも外は暴風。後から来る通行人はスムーズに通っていく様子を眺めながら、車内で待機。日没も迫ってきて、お腹もすくし、車内は重い雰囲気。引き返すのか!?旅行中断!?お金は?今晩の寝床は!?

・・・と不安なまま待つこと2時間。「ガイドの身分証を担保に明日まで預かるから、通ってよい」と公安から言われ、無事通過できました。結局通過させるなら、さっさと通せよ、公安のあんちゃんよ。

同じツアーのタカシマさん(中国語ペラペラで、19歳と21歳の大学生を持つお母さん)曰く、公安が漢族の中国人の場合は、私達のガイドさんがチベット人だから、いじわるしているように見える、と。態度は横柄だし、言い草も見下してるよう。そういや、昨日時間のかかったチェックポイントの公安も漢族の嫌みなあんちゃんやったし。なんのチェックなのか、なんの為の公安なのか。。

結局、EBCまでは夜も遅く天候も悪い為もう行けなくなってしまった。EBCより4キロ手前のテント村で宿泊することになりました。もっと早く通過できていれば世界の登山家たちを送り出してきたベースキャンプまで行けたのに・・。哀しかったのと、疲れと、これまで経験したことのない標高5000mの高地で身体も気持ちも重く、テントの宿で早めに就寝しました。隙間風が入ってきてすっごい寒かったし、気持ちが興奮していてあまり眠れない夜でした。

天気さえよければ、ここからも世界最高峰チョモランマが見えるはずだったけど。残念;_; 翌朝も晴れずに見えませんでした。エベレストへの道のりは長く、そして険しかったのでした。

(マコトが夜中トイレで起きたら、夜空は星がすごくきれいだったらしい。これ↓)

Now Playing:Glee Cast「Don't stop Believin'」

6月20日
エベレストを降りて、8000m級の山々を望みつつ、次の街へ。移動日。走る走る。

遊牧民の少年。

お馬のしっぽが三つ編みだった件。

この日着いた街はサガ。シャワーなし。道中砂ぼこりをかぶっていて、昨日もテント泊でシャワー浴びれなかったから、タライで髪を洗う。

それだけで気持ちいい。

Now Playing:LOVE PSHYCHEDELICO「YOUR SONG」