6日ぶり

ご無沙汰しておりました。
ようやくネット環境の整った宿に来ることができました。
一安心。
私たちは元気です。

成都を出て康定という街で一泊、また移動し甘孜という街で一泊、
バスを乗り継ぎ、乗り継ぎ、丸2日半かけても行きたかった場所。
色達。
チベット仏教の僧侶たちが4000mの山間に僧房を構え、修行をしながら生活をしている色達にあるラルン・ガル・ゴンパに行って来ました。
目的地に辿り着くまで
バスのタイヤがパンクし、

座りっぱなしでお尻がかぶれ、
ニーハオトイレも
青空トイレも経験し、

高山病にもかかりつつ、

バスの乗車賃を500元ぼったくられもし、

バックパックの鍵も壊れるし、

お風呂も4日間入らなかったけど、

そんなトラブルもモウマンタイ!無問題!

ここに来れたから。

山は緑にして、雲はいよいよ白く、空青くして、僧房紅く浮かばんと欲す。

この街に、1万人の僧侶が住んでいるといわれています。

丘の頂上です。

タルチョという経文が書かれた旗が張り巡らされています。

チベット族が物質の5元素と考える、地(緑)、水(白)、火(赤)、風(黄)、空(青)を表わしています。

決して跨いではいけません。

くぐります。

その下でたくさんの僧侶が遊んでいました。ウォーリーを探せ!

かけっこしたり。

勉強もしたり。

丘を越えたところにハゲタカがいました。

チベットの風習で、葬儀は「天葬」といって遺体はハゲタカなどの鳥に共されるそうです。「魂が抜けた肉体は不要なものだから施しをした方がよい」という考えだそうです。襲ってくるわけではないけど、でかくて、威圧感があり、怖かったです。

お寺の周囲を囲むマニ車。お経の書かれた円柱です。一回転させると1回経文を読んだことになるらしい。

一方の手でマニ車を回し、もう片方の手では長いお数珠を一つ一つ手繰り、お経を唱えながら時計回りに延々と歩いています。

中央には学校があり、子供も大人も熱心に勉強されていました。

女の子の僧侶二人組と仲良くなりました。

ゴンパや丘の上を半日ほど案内してくれました。

照れ屋で懐っこくて、ほっぺたを真っ赤にしてよく笑っていたけど、丘の上で休憩していた時にふと隣を見ると、小さな声で遠くを見つめながらお経を唱えていた姿が印象的でした。言葉が通じれば、なぜ僧侶になったのか、チベット仏教のこと、この街のことをもっと聞きたかったな。。

今は、また二日かけて東に移動し、九寨溝という街にいます。
久しぶりのネット環境。シャワーも浴びれて洗濯もできて気持ち良い!

あ、そういや、お坊さんもみんな、スマートフォン持ってたな。


ハートのポーズ♡むふ♡

ネット環境は変わっても、あの街は変わらないでほしいな、と。
いや、これからも変わらんのやろうな。閉ざされていて、取り残されているほど、神聖だ。

Now Playing:YUKI「WAGON」