「まちづくりフォーラム2013」

福井県美浜町へ行ってきました。

美浜原発のあるところです。

でも今日は原発のことではなく、「まちづくりフォーラム2013」というイベントに参加してきました。

第一部は事例紹介で、美浜町における中学生による村おこしの事例と、映画監督の河瀬直美さんの奈良での「奈良国際映画祭」の事例紹介でした。

第二部はパネルディスカッションで、河瀬直美さんと、コミュニティデザイナーの山崎亮さんと、美浜町NPO代表者のトークセッション。

とても面白かった。

まとめると以下。
①大人は頭が固い。子どもの時から色んな体験を通して細胞に染み渡らせていく。海に沈む夕日を見て「きれいだねー!」と言うこと。難しいことではなく、それが子供の体験になる。
②足元のこと、手触りのあるもの、自分の足で歩いて感じること、ものをどういう形で周りに伝えていくか。ストーリーをつけて世界へ発信。
③人口は減少し、間違いなく高齢化していく。海外から輸入した水、野菜、食糧、無理矢理生み出したエネルギーで維持してきた人口から、いまは適正な規模へ戻ろうとする健全な人口減少と捉える。昔は良かったと嘆くのではなく、人口減少を見据えどのように幸せな生活を実現させていくのかを研究するのが大事。
④若者はどうしても都会に目がいく。メディアが幸せの形を植え付けている。
⑤地域の人だけで魅力を発掘しても、「良く見せよう」という虚勢を張ってしまうので、「これでいいのかな」「これでいいよね」という作り物になってしまう。外部の人が入ることで「恥ずかしい」と思っていたことが魅力であると発見できるし、素のままの姿でいいと思える。そうすると、人の魅力も出てくるし、人が素敵だから、また会いに来たいと思ってくれる。
⑥デザインは無から生まれるのではなく、事例をたくさん知ってればつながって新しいアイディア(完全に新しいものではなく、知識の組み合わせで生まれるもの)が出てくる。
⑦手の上に乗るだけのことで生活する。そういう風に話してはいても、実際にやっているか??
⑧まちづくりに関わると、地縁や地場のしがらみだらけ。利害関係もたくさんある。が、外部の人や新参者が、純粋に「こんなことやってみましょう!」と入ってくることで、いつの日か、しがらみの中で自分の利害ばかり考えている人たちが自分達のことを恥ずかしいと思う瞬間がやってくる。大変だが、やり続けるしかない。
⑨若いうちは困難な方を選べ。悩んでいるということは、難しいと思う方が本当にやりたいこと。やってみろ。
⑩成功者の共通点。計画された偶然性。面白いと思うことをすぐやる、興味を持った場に足を運ぶ、会いたい人に会いに行く。
⑪遠回りしない幸福。つながり。
⑫自分が楽しむ。

あら。全然まとまってないね本日のレポート。ふたりで色々将来について話しながら大聖寺に帰って来たよ。
夜の11時。家に着いたら、居間でお父さんが寝間着でサッカー日本戦を見ながら、背筋していたよ。

良い一日でした。おやすみなさい★