おばあちゃん

おばあちゃんが息を引き取りました。
かなしい。
さびしい。
もっと生きたかっただろう、と思う。
もっと孫やひ孫の成長する様子を見たかっただろう、と思う。
どんな姿でも、生きてさえいえれば、何でもしてあげられたのに、と思う。

静かに眠るように穏やかに息が小さくなっていきました。
行かんといて、がんばって、と言いましたが、おばあちゃんは、もう十分がんばりました。
心臓がやがて止まり、
あったかい肌が冷たくなりました。

5ヵ月間、おばあちゃんと過ごせました。
やっぱりさびしい。
だけど、命のバトンをしっかり受け取りました。

たくさんの人に見送られて、満足そうに笑っているようでした。

『あなたが生まれたとき、周りの人は笑って、あなたは泣いていたでしょう。だからあなたが死ぬときは、あなたが笑って、周りの人が泣くような人生をおくりなさい。 』


おばあちゃんありがとう。
ずっと見とってね。