ブラジル

すごい空

朝がはじまる瞬間と 夜がはじまる瞬間 そらが燃える 帰る日が近づいていて、いつもの景色が泣けてくる。

いっぺいです♪

林家こぶ平磯野波平さんぺいたぶん一番きれいなぺいちゃんでしょうよ。いっぺい IPPEIという名前の花。ブラジルの国花 黄色、白色、ピンク色青い空に鮮やかに咲きほこったかと思うとあっという間に散ってゆく 移りにけりないたずらに我が身世にふる眺めせし…

釣りキチ

陽がまだじりじりと照り返す夕方の刻。 仕事が終わると、竿と網を持って池に向かって歩いて行きます。 誰を誘うこともなく一人で来る日も来る日も。「日が落ちるまでの2時間が勝負だ」と言い残して。釣れた日は嬉しそうに帰ってきます。 釣れない日は「気温…

ロールキャベツ

今まで食べたロールキャベツで一番おいしかったのは間違いない。 感動的に美味しい弓場ご飯の中でも一番だったと言っても過言ではない。 食後、おかあさんに 「ロールキャベツすんごい美味しかった〜ありがとうございました!」 と伝えると「マコトもマミコ…

コッパ

運良く2014年W杯がブラジルで開幕したブラジル戦の日ばかりは畑仕事も休みにして昼間からビールが振る舞われて、カイピリーニャというサトウキビ焼酎を炭酸やフルーツで割ったカクテルや、おつまみの手作りサンドウィッチも登場♪ ユニフォームに着替え …

舞台

サンパウロから日系人団体御一行が農場見学と弓場バレエを鑑賞しに来たこの日、私は18年ぶりに舞台に立ちました。 バレエは3歳から13歳まで習っていました。バレエが好きで好きで、幼い頃の夢は「ディズニーランドのパレードで踊るお姉さん」でした。弓…

風の強い日

それはとてもとても風の強い夜でした。ヒューヒューと隙間風が入ってくるくらい。不気味な音だな、と思いながらベットに入ったその夜。メキッ、メキメキッ、ガラララドッスーン!!!!!ものすごい振動と音で目が覚めました。早朝5時。なんだなんだ!と慌て…

アンモニアの効能

「まみこちゃん焼けたね!」non!地黒なんです!!ねえさん大変です、事件が起こりました。今日は午後からカシューナッツ拾いでした。 のんきにおしゃべりしながら、カシューナッツを拾っている時、 痛っ!!!激痛が走りました。気づくと5、6匹の黒いものが…

珈琲より人を作れ

弓場農場の創設者、弓場勇氏は「畑を耕すことと芸術することは同じ」 と言いました。自分の畑はキャンバスで、そこに何を作るか、何を植えて育てるかは己次第。誰にこうしろああしろと強制されてやるのではなく、自分で考え、研究して、頭を悩ませて作物を育…

しいたけさん

40年前、まだ1ドル280円の時代、自転車で世界一周していた男がいました。旅の末、弓場農場に辿り着いた男はここに惚れ込み、一生をここで暮らすと決め、農場の女性と結婚し、移住しました。いつもこてこての関西弁で、ウイスキー片手にダジャレを連発して…

黙祷

食事の準備ができると角笛の音が村に響き渡る「ご飯ですよー」の合図 「ボォォォォ」ご飯の匂いが充満した食堂に村人が集まってくるみんなが席に着くと「黙祷」の声がかかり食堂が一瞬の静寂に包まれるキリスト教でも仏教でも無宗教でもなんでもいい。十字を…

納豆作り

鎌でばっさばっさ収穫した大豆で納豆を作った 青いうちに収穫したら枝豆で乾燥したら大豆になるって知ってた?(私知らんかった!!恥) 納豆までの道のりは長い。豆を脱穀し、 乾燥させ 選別し 水につけてから茹でる。藁はしばっておく。 茹であがった大豆…

ほほほの穂!

収穫の季節、今日の午後の作業は稲刈り。 小学校の体験授業以来、稲を鎌で刈り取る。腰を曲げて、左手でわさっと穂の茎の部分をつかみ、右手の鎌でガッガッと刈り込む。汗が滴る。 徐々に掌はしびれるし、腰も痛くなる始末。 みんなで連携して作業を進めるこ…

ブラジル珈琲

洗濯物を干しているとなんとも香ばしい匂いが漂ってきた。匂いをたどって行くと炭火で珈琲の焙煎をしているお母さん。窯も焙煎機も手作りとのこと。近くの農家から仕入れた豆 ごろごろと回すこと30分 中からボワン 熱々のこんがり焼けた豆が出てきた。 良い…

日曜日

1年間旅をしているので毎日休日なんだけど、ここへ来て週の6日間は働き、日曜日はお休みという生活が戻ってきました。お休みの日は特別です。1、朝7時の朝食に起きて来なくてもいい。(土曜の夜は飲んで酔っ払って寝るので、寝坊できる。)2、昼食と夕食…

日々

延期します。弓場農場の出発予定日が過ぎてしまいました。鯉のぼりがたてられました。 仕事も覚えてきて、人の名前も分かってきて、少しずつ慣れてきて楽しくてたまらない日々。 発見の日々。 働いて汗かいておなかすいて食べるご飯が毎回おいしいと感動する…

オクラ

朝7時。 朝もやの中をトラクターの荷台に乗せられて畑へ向かう。 まだ頭はボンヤリ寝ぼけている。 エンジンの振動がお尻に心地よい。 視界はどこと定まらず光の方へ溶けてゆく。 植物も動物も目覚める瞬間。 オクラの摘み取りから1日が始まる。オクラは指四…

チキン

まだ生温かかった。絞めるところは見られなかったけど、骨をバキバキ折って包丁で部位に分けさせてもらい、内臓を洗った。 みるみるうちに、ニワトリが鶏肉になっっていった。胸肉、もも肉、手羽先、心臓と肝臓と砂肝に。スーパーのお肉コーナーでパックに入…

土の上を裸足で駆け回る

「おねえちゃん、そらがきれいだね〜。おはなもようみたいだね〜。」「やさいをつくりましょう。かりふらわー、だいこん、にんじん、ぶろっこりー、ばじる。おおきくなってくださーい。」「このさくらはそめいよしのじゃないよ。このつぼみの中にはさくらの…

【耕し、祈り、芸術する】

そんな生活を送っています。世界一周をすると決めた時から、ブラジルに行ったら絶対ここを訪ねようと決めていた場所がありました。「自給自足の暮らしが体験できる」誰かのブログにあった記事を読んだ瞬間、ここだ!と思った憧れの地にいます。弓場農場到着…

底力

アルゼンチン・ブエノスアイレス→パラグアイ・ペンション園田(2回目訪問)→パラグアイ・フォスドイグアス(2回目滞在)と移動してきました。目的地はこれ。バードパーク! 鳥の動物園だ、ホー。 すごかった。鳥の種類がまずすごい。頭パァ〜となったの 頭…

県人の輪!

マコトの知人の紹介で、マナウスへ石川県から54年前に移住されてきた日系1世の方にお会いすることができました。奥様はブラジル人で、2人のお子さんがいらっしゃいます。夕ご飯にご招待頂きました。アマゾンを開墾するなんて。あのタランチュラや獣が棲…

闇夜のジャングルクルーズ

「バサバサバサッ今夜も獲物がやってきたよホーウホウホウホーウホウホウホウニンゲンだよギャギャギャギャギャギャよーく見えるよグワッグワッグワッグワッグワッもっと深くまでおいでギギギギギギギギおいで一度迷ったら逃げられないおいでおいでホーウホ…

アマゾン河とジャングル 昼間の姿編

マナウスから一泊二日のアマゾンツアーに参加してきました。一日目はアマゾン河の上。 雨季になると今より水嵩が4mも増してこれらの木々は水の中です。 手漕ぎボートで進みながら 鳥を探したり 鳥の巣を見つけたり ピラニアを釣ったり ナマズが釣れたり 河…

折鶴師

船の上120時間経過。ハンモックが揺らされようと、通行人がぶつかってこようと、時間が経つにつれ気にならなくなってきました。途中港に寄る度に、船以外のお弁当や(野菜入り!)、とうもろこしとココナッツの蒸し菓子や、アイスやチーズなんかも買えるように…

ぶつかり稽古

ベレンというアマゾンの河口の街に来ました。ここで一泊して、1300キロ先のマナウスまで5泊6日の船で目指します。ベレンでは名物のアサイーを食べました。日本でも健康食品としてよく知られているあれです。 が、生のドロドロしたやつは砂糖をたくさん要れな…

HIP STEP JAMP

サルバドールから北へ47時間!バス停でバスを待っていたらポルトガル語でおばちゃんが話しかけてくれて、言ってることは分からなかったけどこんなキーホルダーをくれたよ。 移動開始から2日経った夕方、白い砂浜と遠浅の海岸線が続くJericoacoalaジュリコア…

サルバドールの熱い夜

火曜の夜。街中がお祭りになる。毎週毎週毎週。元々は「施しの日」として、教会の前で配給が行われていたそうだが、いつからか、その場所で音が鳴り始め、誰かが踊り始め、現在はこうなっている。 教会の前の階段でバンド。 段に並ぶ人々が踊り、歌い、揺れ…

グー!

南米最初に降りたのはブラジル・サルバドール。 昔、砂糖産業によって栄えていたそう。 そのサトウキビ農園の労働力確保の為にたくさんの奴隷がアフリカからこの街へ連れてこられました。 そのため人口の80%以上が黒人の街です。 日本人宿「なお宿」の紹…